結婚して、子供を出産するとなかなか自分に気を遣うことが少なくなっていませんか？
気付かぬうちにお腹がぽっこりと出てしまい、結婚前に履いていたズボンが着られなくなってしまったなんてことありますよね。
そんな方に食事制限や辛くて長時間の運動をしなくても、お腹を凹ませることができる方法をお伝えします。
お腹が出る原因を知る
ぽっこりお腹の原因としては主に４つのことが考えられます。
- 骨盤の歪み
- 悪い姿勢
- 筋力不足
- 便秘
骨盤の歪み
骨盤の前後左右の傾きが理想とする位置からズレていると「骨盤が歪んでいる」ということになります。
骨盤が前に傾くと「反り腰」となり、お腹が前にせり出し、お尻が後ろへ突き出たような姿勢となります。
その結果がぽっこりお腹です。
逆に骨盤が後ろに傾くと「ねこ背」になり、ライ〇ップCMのBefore(痩せる前)の姿勢となります。
その結果もぽっこりお腹です。
左右どちらかに傾く場合は傾いている側の横腹がたるみます。
横にはみ出たぽっこりお腹の完成です。
どの方向にでも骨盤が理想とする位置からズレていると、ぽっこりお腹の原因になってしまうのです。
悪い姿勢
「良い姿勢」を知らなければ何が「悪い姿勢」なのかがわからないですよね。
ここで言う「良い姿勢」とは身体がまっすぐで、程よく筋肉が働いている状態です。
壁に背を付けて、後頭部・肩甲骨・お尻・かかとが壁に付けられれば比較的「良い姿勢」と言えるでしょう。
後頭部や肩甲骨が付かなければ「ネコ背」の傾向があります。
壁と腰の間に拳がひとつ以上入る隙間があれば「反り腰」の傾向があります。
どちらの姿勢も筋肉がサボり、体がたるんでぽっこりお腹が完成します。
筋力不足
筋力不足もぽっこりお腹の原因になります。
巷(ちまた)で言われるインナーマッスルが弱るとぽっこりお腹になりやすくなります。
※ここでのインナーマッスルとは体幹の奥に位置する筋肉(横隔膜、腹横筋、多裂筋、骨盤底筋群)を指します。
筋力不足により「良い姿勢」が保てず、体がたるんでぽっこりお腹を完成させてしまいます。
便秘
便秘になると腸の中に便(うんち)やガス(おなら)が溜まり、ぽっこりお腹になってしまいます。
便が腸の中に留まることで腸内環境が悪化し、腸の動きが悪くなります。
その結果、更に便秘になりやすくなるという悪循環に陥りぽっこりお腹を作り出します。
＊
以上、4つの原因によってぽっこりお腹を作り出してしまいます。
特に便秘以外の3つの原因は筋肉の働きを弱め、体がたるんだ結果、ぽっこりお腹になってしまいます。
また筋肉の働きが弱ることで便秘になりやすくもなるので悪循環に陥らないようにする工夫が必要です。
では、どうすればお腹を凹ませることができるのかを見ていきましょう！
お腹を凹ませる方法
お腹を凹ませるには先ほど紹介した4つの原因を取り除くことを考えればOK！
- 骨盤の歪みを整える
- 姿勢を正す
- 筋力をつける
- 便秘を改善する
でも、4つの原因すべてを解決するのは大変ですよね？
そこで今回はこの中でも比較的、行いやすい「姿勢を正す」ことを紹介していきます。
なぜなら、
骨盤の歪みを矯正するには専門家を頼らなければなりません。
筋力をつけるには時間と負荷をかけていかなければなりません。
便秘を改善するには食事を見直さなければなりません。
今、この記事を見ているあなたは『簡単に時間をかけずにお腹を凹ませたい』と考えていますよね？
もちろんすべて取り組むことができればよいのですが、家事や子育てをしながらするとなると大変です。
家事や子育てをしながらでも簡単にできるのは「姿勢を正す」ことなのです！
姿勢のチェック
まずは自分が「良い姿勢」なのか「悪い姿勢」なのかチェックをしてみましょう！
以下の点が当てはまれば「悪い姿勢」の可能性が高いと言えます。
自然な状態で立って確認してみましょう。
□ つま先の向きが左右で向いている方向が違う
□ 膝のお皿が左右で向いている方向が違う
□ 骨盤の高さが左右で違う
□ 胸の真ん中の骨(胸骨)が臍の位置とズレている
□ 肩の高さが左右で違う
□ 頭の向きが左右どちらかに傾いている
さて何個当てはまりましたか？
ひとつでも当てはまれば姿勢が崩れている可能性があります。
＊
次は姿勢が崩れやすくなる日頃の癖(くせ)をチェックしてみましょう！
□ 椅子やソファーに座るときに無意識に足を組む
□ 椅子やソファーに座るときにどちらか一方の肘当てに寄りかかる
□ 椅子やソファーに座るときにズッコケて座る
□ いつも同じ方の肩にバッグをかける
□ 左右で靴底の減り方が違う、またはその靴を履いている
□ 立っているとき、常に左右どちらか一方に体重をかけている
いくつ当てはまりましたか？
つい無意識で行っていることが多いと思いませんか？
これらの項目が多く当てはまると姿勢が悪くなりやすくなっていますよ！
姿勢を正す
さて実際に姿勢を正していきましょう！
鏡を見ながら行ってみてください。
この状態を覚えます。
そのまま下腹を凹ませた状態で深呼吸を10回行いましょう。
「良い姿勢」を覚えるのと同時にインナーマッスルを働かせます。
これなら約1分でできちゃいます！
続けるコツは今行っている習慣とセットにして行うことです。
例えば「姿勢を正す」ことを食事の前に行うようにするとか、歯磨きした後にするとかです。
自分にあった継続方法を見つけて、ぽっこりお腹を撃退しましょう！
まとめ
以下の４つができるとぽっこりお腹を撃退できます。
- 骨盤の歪みを整える
- 姿勢を正す
- 筋力をつける
- 便秘を改善する
この中でも労力や時間を使わずに日々続けやすいのは「姿勢を正す」ことです。
まずは自分の姿勢をチェックして、「姿勢を正す」ことをしてみましょう。
習慣にしてぽっこりお腹を撃退しましょう。
今日から行動することで少しずつ自分の身体が変化していきます。
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医師の池川明氏
産婦人科の池川クリニックで院長を務めている池川明氏。
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MEDICAL FITNESS ARK(メディカルフィットネスアルク)でキャプテンを務めている谷口範尚氏。
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自力矯正の権威である中田智子女史
一般社団法人日本姿勢予防医学協会の代表理事を務める中田智子女史。
自身の身体と経験をもとに姿勢矯正を実施している。
奈良県立医科大学との共同研究・監修のもと人々の心と体を笑顔にするために活動されている。
詳しくは一般社団法人日本姿勢予防医学協会のホームページ、中田智子女史のブログをご覧ください。
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